資産運用を行う上で最初に理解しておきたい基本知識


政府は、貯蓄から投資へというスローガンを打ち出していますが、それでも家計の金融資産に占める多くは預貯金で、運用資産の比率は高まらない状況です。

しかし、やはり将来の年金制度に対する不安を払しょくしたいと考える人は多く、資産運用を検討したいけれど難しそうで自分にできるか分からないと考えてしまうようです。

誰でも初めてのことはわからないことが多いのは当然です。まず、資産運用を行う上で、最初に何を理解しておくべきか確認しておきましょう。

何に投資するか選ぶ基準は?

資産運用を検討したとしても、投資に利用できる商品や方法は色々あるので、それぞれに応じた知識なども必要になります。

株式や債券、為替、不動産など、資産を運用する方法はいろいろあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。そのため、自分にとってどれが一番合うのかを見極めることが重要になりますが、選ぶ時に何を基準に選べばよいかをまず理解しておきましょう。

投資と投機は違う

なお、資産運用は「投資」により行うものです。

例えば株式投資は、企業が発行する株式を売買して利益を得ることを目指します。株式を購入することは企業に出資することと同じなので、企業の事業資金に充てられます。

事業が成長し、企業価値と利益が向上すれば、株価は上昇してその配当金は投資家へと還元される仕組みです。

投機の場合も資金を投入することは同じです。しかし、短期的に株価の値動きを捉え最も良いと思われるタイミングで売買し、それによる売却益を狙うのでギャンブル要素が高くなります。

短期で利益を狙うので、値動きが激しいものに資金を投入することになり、儲けが出れば成功ですが失敗して大きな損失を被る可能性も高くなります。出資する性格での資金ではありませんので、企業に寄与しない手法とも言えるでしょう。

インカムゲインとキャピタルゲインの違い

また、資産を運用する上で得ることができる収入にも種類があります。

利子所得などのインカムゲイン、そして値上がり益などのキャピタルゲインです。

インカムゲインは資産を保有することによって定期的に入ってくるお金なので、銀行にお金を預けていることで得られる利子、株式の配当金、不動産経営を行う上での家賃収入などが該当します。

定期的にお金は入ってきますが、インカムゲインが下がればマイナスになる可能性もある点に注意しておきましょう。

キャピタルゲインは資産を売買することで得ることができる収入ですので、売却価格が購入価格を下回った場合には損をする場合があります。

ただし、インカムゲインよりも大きなリターンを得ることができることが期待できるというメリットはあります。

最初に決めておきたい部分を明確にしておくこと

資産運用を行う時、最初に自分はどのくらいの期間で行い、インカムゲインとキャピタルゲインのどちらを狙うのかを決めることが大切です。それによって投資する対象となるものも異なるでしょうし、投入する方法なども違ってきます。