返済方法やかかる費用など、住宅ローン比較に必要な項目は?

マイホームを購入する時に多くの人が住宅ローンを組む事になるでしょう。その場合、どの金融機関の住宅ローンを利用するか、どの様に決めていけば良いのでしょうか。

 

まずは金利の種類を選ぶこと!
金融機関の住宅ローンを比較する時に、まずはどの金利の種類を選ぶかを決める様にしましょう。
住宅ローンの金利の種類には、「変動金利」「当初固定金利(一定期間固定金利)」「全期間固定金利
があります。
金利の種類が違えば比較する前提も変わりますので、真っ先に金利の種類を選ぶ事が大切です。

・金利の種類の選び方は?
住宅ローンの金利は景気に連動して変動します。例えば景気が良い時には金利は高く、景気が悪い時には金利は低くなります。
そのため今後景気は良くなっていくはずなので、住宅ローン金利が上昇するだろうと考えるなら「全期間固定金利
が良いでしょう。
反対に景気が悪化する、回復せずに現在の低金利のままだろうと考えるのなら「変動金利」を選ぶ事になります。
そして住宅ローンを組んで数年間は子供の教育費などがかかるので、今以上支出を増やさずなるべく低金利で毎月の返済額を確定させたい場合は「当初固定金利」が良いでしょう。

 

住宅ローンを組む時に関係する二大費用を比較する
住宅ローンを組む場合には色々な諸経費が必要ですが、その中でも特に「保証料」と「事務手数料」が挙げられます。

・保証料とは?
もし住宅ローンを組んだ人が返済を続けられなくなった場合、その支払いを保証会社に肩代わりしてもらう保証のための費用です。
銀行は利用者が支払われた保証料を保証会社に支払い、万一住宅ローンの返済が滞った場合でも保証会社から返済される仕組みを確保します。ただし保証料を利用者から受取るかは、金融機関によって異なります。

・ネット銀行や流通系銀行は保証料無料?
都市銀行や信託銀行、地方銀行は保証料を利用者から受取る事が多いですが、ネット銀行や流通系銀行では保証料の必要がない事が多いです。ただし注意したいのは、保証料が無料になる代わりに事務手数料が高めに設定されている場合が多い、という事です。

・事務手数料とは
住宅ローンを融資する際に関係する手数料です。
都市銀行や地方銀行では事務手数料が安く、保証料は借入額の2.1%かかります。
ネット銀行や流通系銀行では保証料が無料ですが、事務手数料を借入額の2.0%に設定されています。
そのため、ほぼ同じくらいの費用が掛かる仕組みになっています。

 

保証料無料のネット銀行や流通系銀行のほうが得?
ただし、保証料と事務手数料の性質の違いについても理解しておく必要があります。
仮に住宅ローンの借り換えを行った場合、保証料は戻ってくるお金ですが事務手数料は戻ってきません。
保証料と事務手数料、どちらも銀行に支払う費用に変わりありませんが、銀行側から見れば保証料より事務手数料で支払ってもらった方が得だと言えるでしょう。
反対に将来ローンの借り換えなども視野に入れている場合には、ネット銀行や流通系銀行で住宅ローンを組んでしまうと不利になります。

 

住宅ローン選びで返済総額が大きく変わる可能性がある
住宅ローンも低金利競争やサービス競争が激化しており、保証料や事務手数料、さらに利用する金利も低くなっています。
そのためどの住宅ローンを利用する事が最も良いか、これらの費用項目を比較して検討しなければ返済総額が大きく変わる可能性がある事を理解しておきましょう。

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