空室が多い物件は何が問題?どのように改善していく?

不動産経営における最大の悩みは空室が多く出てしまう物件があるということです。
周辺物件と比較した時に、家賃設定が高すぎるわけでもないのに、なぜか空室が埋まらないという場合や、入居者が決まってもすぐに退去してしまうなど、何か見るだけではわからない原因があると考えられます。
せっかく立派なアパートを建てたのに、入居者が決まらず空室だらけで経営は成り立ちません。現在、全国の賃貸住宅の空室率は増加傾向にあるので、何が理由なのか客観的に分析することが必要となるでしょう。

 

なぜ空室や退去が多いのか
空室が出る理由として考えられることは、実家に住むことになった、転勤などの事情、マイホーム購入などです。
このような事情であれば仕方がないとも考えられますが、物件が入居者にとって居心地や利便性の悪い場所であることを理由に退去することは改善策が必要になります。

 

建物自体のメンテナンスは行っている?
例えば古くなった建物のメンテナンスはしっかりできているでしょうか。
壁や設備などが古くなったままでも、賃料を上げることはないのだから、このままで良いと考えていては入居することを希望する人は出てきません。
あくまでも新築時の賃料設定なら、建物や設備が古くなった状態で同じ賃料を支払うのは入居者にとって納得がいかないと考えられる可能性もあります。

 

賃料を下げなくても工夫次第で解決できる
しかし工夫次第で賃料を下げず、次の入居者を決定させる事もできます。
賃料を下げれば入居者は確かに見つかりやすくなるので、手っ取り早い方法かもしれませんが、それよりも物件の価値を上げることが出来る様にしっかりとメンテナンスを行っていくことを検討しましょう。

 

日常的な管理はしっかり行っているか
また、建物自体の老朽化に対応するだけでなく、入居者目線に立って、管理や清掃など、日常的な部分でもメンテナンスが必要です。

郵便ポスト周辺にチラシが散乱していないか、敷地内に雑草が伸びていないか、共用廊下などの電球が切れていたりゴミが落ちていたりしないか、階段などに蜘蛛の巣がないか、自転車置場は整理されて停められているか、鉄部に錆びが生じたり塗装が剥げていたりしないかなど、様々な部分を確認しましょう。

 

入居要件を緩和する
現在はペットと一緒に生活することを望む人も増えています。
そのため、ペット飼育可の物件にすることで、そのようなニーズを持った人から選ばれやすくなるでしょう。
ただし既に入居している人との関係もあるため、安易に決定できません。
また、比較的、賃貸住宅で断られやすい高齢者でも対応できる物件にすることも検討してみると良いでしょう。
自治体によっては、入居支援や補償が出るケースもあります。

 

管理を任せるパートナー選びも重要
そして物件管理や空室対策などと密接な関係してくるのが管理会社の存在です。
日常的な管理業務、入居募集、クレーム処理など、どこまで管理会社に依頼するのか、その業務をしっかりと行ってくれているのかによって、不動産経営に大きく影響を与えます。
信頼できる管理会社に業務を委託することも、空室対策を考える上で重要なポイントです。

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