リノベーションが近年注目を集めているわけ

欧米では当たり前
日本は新築住宅需要が高く中古住宅は新築に比べ人気がありません。
しかし欧米などでは中古住宅の流通比率は日本の数倍高く、欧米で中古住宅をリノベーションすることは当たり前のように行われてきました。
そういった中で徐々にではありますが、日本でもリノベーション住宅に注目が集まるようになってきています。
それには日本が抱える住宅問題などが深く関係していますが、中古住宅を有効利用する流れというのは悪くないのではないでしょうか。

 

リノベーション住宅が注目を集めるようになった理由
①マンションなどの建て替えの難しさ
老朽化したマンションなどは建て替えが難しいという事情があります。
建て替えを行うにあたり、区分所有者の80%の同意が得られないと建て替えができないからです。それぞれ経済状況も生活プラン、ライフプランが異なるので、80%の同意を得るということは実質不可能に近いです。

②中古住宅の増加
日本で新築需要が高いとはいえ、中古住宅を取り壊し新築を立て続けるわけにはいきません。
首都圏の中古住宅は10年で現在の2倍。20年で現在の3倍もの数になると言われています。
こういった中古住宅事情を考えると、有効な市場に変えていかなければいけません。

③資産としての流通性確保
古くて老朽化してしまった住宅などは、誰かがリフォームやリノベーションをしなければいけません。
そのまま放っておいたとしても、資産としての価値はなく売ることもできないので流動性が確保できません。
上手くリノベーションを行い、資産として価値を持たせ流動性を確保する必要があります。

④国の政策
戦後に日本というのは住宅が不足していたので、国を挙げて新築住宅を建設してきましたが、少子高齢化や人口減などもあり住宅は余っています。
現在国は方針を転換し、中古市場を活性化しようとしています。

⑤エコの観点
環境保護の観点からも一定程度の廃材しか出さないリノベーションに注目が集まっています。
古民家の魅力の再発見など社会的価値観の変化も影響を与えています。

⑥意識の変化
現在の賃貸物件などはすべて似たつくりをしています。
しかしリノベーションを行うことで、オリジナリティを出すことが出来ます。
古き良きものに対する価値観やオリジナルの価値観が日本人に芽生えてきたとも言われています。
今後もリノベーションはますます人気になっていくと思われます。
住宅以外の物などでもまだまだ有効利用できるものは沢山あるはずです。
捨てたり壊してしまうのではなく、上手く有効活用していきたいものです。

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