アパートの空室対策を！部屋が埋まらないのは層ごとのニーズに対応できていない？

せっかく賃貸経営を始めようとアパートを建てたのに、空室だらけでちっとも部屋が埋まらないという状況は避けたいものです。

アパートの家賃設定が悪いのか、それとも立地や間取りに問題があるのか、様々なことを考えてしまうものですが、空室が続く物件を作らないためにどうすればよいのでしょう。

アパートに空室を作らないための対策は、対象とする層が単身世帯なのか、それともファミリー世帯かによって異なります。

そこで、それぞれの層に合ったアパートとはどのような物件なのか、その特徴をご説明します。

単身タイプに好かれるアパートの特徴

単身の方がアパートの部屋探しを行う時、重視するのは日々通うことになる勤務先や学校までいかにスムーズに移動できるかでしょう。

特に学生は大学や専門学校の近隣を好む傾向が高く、親元から離れて初めて一人暮らしをする不安を少しでも和らげることのできる場所に住みたいと考えるようです。

買い物スポットなども充実しているエリア

単身の社会人や学生などは比較的若い世代のため、人気の買い物スポットや外食できるお店などが近くにあるエリアを好む傾向が高いといえます。

駅近物件はやはり人気

駅から近ければ通勤・通学にも便利ですし、女性の場合には帰宅が遅くなった時が暗い道を通らなければならないのは不安です。

そのため駅から至近距離の物件のほうが、便利で安心と考えることが多いといえます。

家主が近く住んでいる

学生の一人暮らしの場合、家主が近くに住んでいるほうが安心と考える傾向が高いようです。また、社会人の方なども昼間家を留守にしている時、届いた荷物を預かってもらえたり何かある時相談できたりなど、家主が近くに住んでいるほうが安心だと考える方は少なくありません。

ファミリータイプに好かれる物件の特徴

ファミリー世帯の場合、いずれ子どもが通うことになる小中学校などの学区も影響するようです。学校までの通学ルートの道の幅や街灯の数などを重視する方もいますし、周辺の治安の良さなども関係してきます。

また、近隣に公園など緑豊かで子どもを遊ばせる場所があるかなどもポイントとなりますし、スーパーなど日常の買い物に便利なスポットが近隣にある立地が好まれます。

そして家主が個人で管理している物件よりは、管理会社などに管理を委託している物件のほうが好まれやすいようです。廊下やエントランスの電球が切れていたり、集合住宅ならではの住民同士のトラブルなどの窓口になってくれたりなど、何かあった時に法人的な管理をしてもらえるほうが安心できると考える方は少なくないようです。