住宅ローンから借入金を利用する場合には印紙代がかかる?

マイホームを購入するときには、多くの人が住宅ローンを利用します。
しかし不動産は大きな買い物ですので、住宅ローンからの借入金も大きな額となるため、しっかりと返済計画を立てておくことが重要です。
また、住宅ローンで借入金の契約を行う場合、契約書などには収入印紙を貼らなければいけなくなるため、購入したい物件価格以外に色々な支出がかかる点を理解しておくことが必要だといえるでしょう。
住宅ローンの印紙代
住宅ローンを利用する場合、たくさんの書類を準備することが必要になります。
物件の売買契約書や、新築住宅を購入する際の建築工事請負契約書にも収入印紙を貼ることは必要ですが、住宅ローンから借入金をする場合の契約書にも収入印紙を貼ることが必要です。
書類を作成する中で必要になる収入印紙は、決して安いものではありませんので事前の資金計画に含めておくようにしましょう。
収入印紙代はいくら?
住宅ローンから借入をする場合、その額によって収入印紙代が変わります。
不動産の場合、物件価格自体が高額ですので、収入印紙もそれなりの金額がかかると考えておきましょう。
例えば、住宅ローンの借入金が1,000万円以上5,000万円以下なら2万円、5,000万円以上1億円以下であれば6万円の収入印紙を住宅ローンの契約書に貼ることが必要です。
かかる諸費用は印紙代だけではない
住宅ローンを利用して不動産を購入する場合、収入印紙代以外でもいろいろな諸費用代がかかります。一般的に、物件購入額の10~15%程度は諸費用としてかかると考えておくことが必要です。
・不動産業者に対する手数料
主な諸費用として、不動産業者に対する手数料です。物件購入額の3%に数万円を足した額で支払うことになるでしょう。
・火災保険の保険料
また、不動産に対して加入する火災保険の保険料も、10年分まとめて支払うことが一般的ですので20~40万円くらいはかかります。
・登記申請にかかる費用
さらに不動産の所有者を自分に変更するために登記を申請する必要がありますが、通常では司法書士などに依頼することになりますので報酬も発生すると理解しておきましょう。
利用する金融機関やローンの種類によって費用がかわる
金融機関によってはローン保証料、団体信用生命保険の保険料など、想像しているよりも諸費用が高くなったというケースもありますので、事前にどのような費用が必要になるのか洗い出しておくと安心です。
引越し代や家具や電化製品の購入費など、引越し前後にかかる費用についても忘れないように洗い出しておくようにしましょう。