賃貸住宅のトラブルは大家が対応する?それとも管理会社?

賃貸住宅の場合、不動産の契約書には誰の所有で誰が管理しているかを記載する欄があります。
入居者が日常生活を送る上で、緊急時にすぐに対応することになる管理者が誰なのかを明確に記載しておく必要があるでしょう。
大家が自主管理している賃貸住宅の場合、様々なトラブルが発生しその対応で忙しくなるというケースもあるようです。
しかし物件の部屋数が少ない場合や、分譲マンションの一室を賃貸としている場合には自主管理でも対応できると言えるでしょう。
自主管理か委託管理か
管理委託業者に依頼すると委託管理手数料が発生しますので、例えば家賃が10万円の物件であれば委託契約手数料が5%とすると毎月5,000円必要になります。
さらに物件を所有しているのではなく分譲マンションの一室を貸している場合には、そのマンションにかかる管理費や修繕費は所有者の大家が負担することになるでしょう。
そのため一室だけを貸すケースであれば、入居者トラブルも1件だけですので、大家が自主管理したほうが費用は軽減できます。そのため自主管理か委託管理かを選ぶ時に基準になるのは数だと言えるでしょう。
管理会社に全て丸投げしないことも大切
アパート物件自体を所有していて部屋数も多いとなれば自主管理は大変です。この場合には管理会社に委託することを検討するでしょうが、リフォームなどは全て丸投げしてしまわないことも大切です。
例えば入居者からクレームが入った時には、まず大家自身が現場に向かって状況を確認し、業者を手配するだけでも修繕費用は大きく変わる可能性があります。
管理会社に丸投げしたとしても、結局はさらにリフォーム業者に丸投げしているだけのケースもありますので、請求に2割くらい上乗せされるだけになってしまうかもしれません。
このような状況を回避するためにも、まずは自身の目で見て確認するといったことも必要になるでしょう。
管理会社に委託したほうが良いケースとは?
管理を委託した場合には委託管理手数料が発生しますが、費用の目安としては家賃の3~5%です。
ただし家賃の未払いや入居者のクレーム対応なども含まれるので、大家自身で対応できない場合には委託したほうが良いでしょう。
特に物件から離れて住んでいる場合や物件数が多い場合には、迅速に対応できないという可能性がありますので委託管理する必要性が高まります。
良い管理会社を選ぶことが重要
管理会社に委託する場合には、どの管理会社を選ぶかが重要です。内容などが違ってくるので、ニーズに合うプランを提供してくれ、さらに信頼できる管理会社を選ぶことが重要になるでしょう。