不動産投資で物件を選ぶ時に重視したいポイントとは?

不動産投資では、収益性やリスクなどを踏まえた上で物件選びを行うことが必要です。その時、何を基準に選べばよいのか考えた時、いずれにしても安定して家賃収入を得ることができることが重要になります。
そこで、不動産投資で物件を選ぶ時のポイントをご説明します。
まずはターゲット層を決めることから
まずは物件選びを行う前に、入居者となるターゲット層、そしてエリアを選定することを始めましょう。
入居者のターゲット層を単身者とするのか、それともファミリー世帯にするのかによっても選ぶ物件は大きくことなります。
単身者の場合、通勤や通学の利便性を重視する傾向が高いので、駅までのアクセスの良い場所で探すことが望まれるため、駅近のワンルームなどが人気です。
反対にファミリー世帯なら、駅からの距離よりは間取りや収納の多さ、周辺環境などを重視して物件を探すことになるので、学校や公園から近い3LDKなどに人気が高まる傾向がみられます。
始めて不動産投資を行うなら…
もし始めて不動産投資を行うのなら、単身者向けのほうが管理や修繕にかかる手間を抑えることができますし、現在単身世帯数も増加傾向にあるため有利と考えられます。
物件購入にかかる費用もファミリー世帯向けの物件より安くなるので、ローンを利用する場合でも始めやすいでしょう。
賃貸需要の高いエリアを選ぶこと
物件選びの時に注目したいエリアですが、物件の価値は立地で決まるともいえます。家賃収入を安定して得るためには、賃貸として需要の高い場所を選ぶ必要があると理解しておきましょう。
新築と中古はどちらがおすすめ?
もし新築マンションを購入する場合は、10年の間に基礎構造部分に欠陥が見つかった場合には、「住宅瑕疵担保書証責任保険」により販売会社が保証することが義務づけられています。
地震も多く発生する国ですので、現在の法律や耐震基準を満たし、最新技術で建てられた新築マンションのほうが安心できるでしょう。
ただ、中古マンションでも、東日本大震災では新耐震基準を満たしたマンションであれば被害は少なかったようです。
そのため、1981年6月1日以降の建築確認で適用されている基準を満たしたマンションなら、耐震面ではある程度安心できるでしょう。
メンテナンスが行き届いているかも重要
いくら新しく耐震基準を満たしていても、管理を管理会社に委託しているのなら、その会社のメンテナンス次第というところもあります。
管理会社が適切な管理を行っておらず、修繕積立金の不足が生じたり荒れた状態になれば入居者獲得に大ダメージとなってしまうでしょう。
入居者が長く住みたいと感じられる、適切な管理が行われているマンションでなければならないのです。