不動産投資に年齢制限はある?いつまでに始めるとよいのか

毎月賃貸している不動産から家賃を得ることができたら…。そう考えて不動産投資を始める方も増えました。
マンションやアパート経営を行うと耳にすると、富裕層の方だけしか縁がない投資方法ではないかと思うかもしれませんが、現在はサラリーマンが副業で不動産投資を行う方も増えています。
収益物件はローンを利用して購入することが一般的なので、ローンを利用する上で適した年齢までに始めることが理想ともいえるでしょう。
不動産投資を開始することが多い年齢は?
サラリーマンが不動産投資を行うことを考える場合、勤務先ではある程度の役職に就き、子育てなどが落ち着いた40代くらいが多いようです。
中には早くローンを完済したいからと、20代や30代で始める方もいますし、60代でリタイア後に退職金などを不動産投資に活用する方もいます。
ただ目安となるのは、やはり収益物件を購入する際に利用するローンが通りやすい年齢かもしれません。
□ローン審査と年齢
ローンの審査では、勤務先や勤続年数、年収など、申込者の信用度が大きく関係します。借入期間は一般的に35年以内とされていますが、年齢によって何年で設定できるか違ってきます。
ローンの最終完済年齢の目安は75歳なので、そこから逆算して何年で借入期間を設定できるか考えましょう。
ローンを利用する年齢が遅いと、その分借入期間は短くなるため毎月の返済額は高くなります。
50代でも不動産投資は十分可能!
50歳から不動産投資を始めるのなら、売却により得られる収益を狙った方が良いでしょうし、家賃収入で細く長く利益を得たいなら40代までには始めたいところです。
ローンが通りやすいのは30代や40代なので、50代からでも遅いわけではありませんが、長期保有を視野に入れた不動産投資ならできれば40代までに開始し、そこから実績を積んで物件を増やしていくことを検討していきましょう。
□法人化すれば年齢を気にせず不動産投資を始めることができる
もし、50代から不動産投資を検討するのなら、法人化してローンを利用することで年齢制限がなくなるという大きなメリットがあることを知っておくと良いでしょう。
個人ではなく法人に対して銀行も貸し付けを行うなら、例え役員が何歳であっても法人の信用が認められれば融資が可能であるといえます。
ただ、新設したばかりの法人だと個人が連帯保証人になる必要が出てきますので、やはり個人の信用力が審査の可否に影響することは否めません。
不動産投資に年齢の制限はない
不動産投資を始めるなら早いほうがローンも利用しやすく、完済までの期間も長く設定できるので毎月の負担を抑えやすくなりますが、50代を過ぎてから始めても始めることは可能です。
老後の不労所得や私的年金として、不動産投資を始めることを検討してみてはいかがでしょう。