不動産投資で安全に事業を拡大させていきたいなら

不動産投資は大きな金額の資産を手に入れて運用するので、リスクが高いと感じる方もいるかもしれません。
しかし、株式投資やFXなどよりもずっと安全で安定した収入を得ることができる投資方法です。
そこで、不動産投資で事業を拡大させていきたいと考える方に、本当に不動産での資産運用は安全なのか、どのように拡大させるべきなのかをご説明します。
無理な拡大は危険!
ここ数年で急速に不動産投資事業を拡大したと言う方もいるでしょう。
しかし、無理をして急速に拡大させてしまうと、万一失敗した時の損失の負担が大きくなってしまいます。
例えば預金が数百万円しかないのに、数億円する物件を次々にフルローンで購入し、不動産経営を拡大させるような行為は危険です。
不動産による資産運用は「投資」であり、「投機」や「ギャンブル」ではありません。
しっかりステップを踏んで資産拡大していくことを考えていけば、不動産投資ほど安全な資産運用方法はないといえるでしょう。
レベルに応じた段階を着実に踏んで行くこと
一般的に収益物件を購入する時、現金一括という方はほとんどいません。多くはローンを利用して購入することになるでしょうが、ローンは借金ですので何十年間もかけてしっかり返済を続けることが大切です。
もし、サラリーマンとして仕事は続けながら、不動産投資は副業として行うという場合には、会社員として蓄積した自己資金に応じた段階を踏み、レベルに応じた拡大を行うことで資産形成につなげることができるはずです。
サラリーマンが不動産経営を拡大させるなら
もし自己資金が数百万円というサラリーマンが資産形成を検討する場合において、不動産経営を拡大させたいと考えるなら…。
なるべく安いマンションなど区分所有物件を長期間かけて購入する、またはある程度リスクを取りながら自己資金を増やすことが必要となります。
購入する物件を担保にローンを利用できることが不動産投資のメリットなので、メリットを上手く活用するためには多少のリスクを取ることも検討してみましょう。
リスクは抑えながら、少ない自己資金でローンを利用し、収益物件を購入していずれは資産を拡大させることを目指すなら、キャッシュフローにこだわった経営が必要です。キャッシュフローは、年間総収入から経費とローン元本、減価償却費、税金などを差し引いて判断します。
住宅ローンとは違った考え方も必要
住宅ローンを利用する場合には、金利が低い金融機関を優先し、賞与などまとまった資金で繰り上げ返済を続け、なるべく早く完済させるように努める方も少なくありません。
ただ、不動産投資において同じ方法を行うと、短期的に手持ち資金を増やすことに繋がらないので、再投資による複利効果を得ることができません。
不動産経営の拡大を狙うなら、利用するローンの金利は低いほうがよいですが、融資期間は長めに設定して繰り上げ返済はしない方法で運用したほうがよいでしょう。
物件の資産性を重視した入れ替えの検討も必要に
そして、所有する物件の資産性を重視し、競争力のある物件へと入れ替えることも検討が必要となります。利回りより資産性を重視することがポイントです。
立地条件が良く、交通の利便性が高いエリアなら、資産性が見込めます。相続でも将来の安定性に重要になるはずです。