横浜市中区で不動産を相続することになったら頼りたい専門家は?

親が亡くなったことで不動産を相続することになったものの、どこに相談すればよいかわからないという悩みはめずらしいことではありません。
横浜市中区にお住まいの方でも、同じような悩みを抱えていることもあるでしょう。
相談する先として考えられるのは様々な専門家ですが、スムーズに相続手続きを行うことができるようにそれぞれの専門家の特徴などを知っておきましょう。
税金のことはやはり税理士に
相続といえば相続税がかかると想像する方は多いため、やはり税理士に相談したほうがよいと考える方もいることでしょう。
確かに相続税については税理士に相談することが適していますが、相続税の申告を必要とするほど遺産を相続する方は全体の1割に満たない程度です。
ただ、近年では増加傾向にあるともいわれているため、相続税がかかないとも言い切れません。
まずは法定相続人の人数などで相続税の基礎控除額の範囲を超えるか確認し、相続税の申告が必要であれば税理士に相談するとよいでしょう。
遺産をめぐる争族は弁護士
相続人同士が遺産である不動産をめぐり、誰が引き継ぐのか争うことになってしまったら…。
争いになった場合や、争う可能性が高い場合には弁護士に相談してみるとよいでしょう。
万一相続人同士の話し合いが進まず、遺産分割調停や審判など裁判所で手続きが必要になれば、正式な代理人は弁護士しかなれません。
ただ、弁護士に依頼すれば他の士業より費用は高額になりがちですので、自分でどこまでできるのか、どこから依頼するかしっかり検討しましょう。
不動産登記の相談は司法書士へ
司法書士には相続する不動産について、亡くなった方から相続人の名義に変更する相続登記を依頼することができます。
相続登記は当事者でも行うことができますが、ミスなどがあった場合には取り下げや修正が必要となるため、報酬はかかっても司法書士に依頼したほうがスムーズです。
遺産分割協議書の作成は行政書士
相続人同士の話し合いを行い、誰が不動産など財産を引き継ぐのか決めたら遺産分割協議書を作成することになります。この時、行政書士に依頼すれば相続関係図も含めて作成してもらうことが可能です。
それぞれの分野に合う専門家に相談を
相続には色々な手続きが必要となりますが、それぞれ専門とする分野は異なります。専門家同士で提携し、互いが専門分野ごとに協力しあって円滑に相続手続きを行えるようにしている場合もあるようなので、まずは相談してみるとよいでしょう。
また、相続した不動産を売却したい時などは、相続にも強い不動産会社に相談することが大切です。