悪質なサブリース契約に注意!

新築アパートを購入した場合、一部屋ずつ賃貸借契約をするのが通常です。建設会社の紹介で「全ての部屋を借上げます」というサブリース契約を不動産会社が提案する場合があります。
元々の査定賃料の10%ダウンの賃料で一棟丸ごと借上げ。煩わしい一部屋ずつの賃貸借契約もなく、入居者対応も不要。10%ダウンではあるが家賃収入が確定。こんな良い話はないと飛びつく貸主。「賃貸借契約期間は2年間、でも10年間など長期保証しますよ」このフレーズが魔法の言葉です。これで長期に安心だと思っていると、市場の家賃が下がってきたことを理由に、賃料の減額交渉が始まります。「賃料は一定でないのか?下落するならこの契約は期間満了で終了したい」。しかし貸主には契約解除の正当事由がなく、賃貸借契約をやめることができません。せっかく購入したアパートなのに、まともな収益を得られないサブリース契約。巧妙な話をする悪質業者、しかしうまい話を鵜呑みにした貸主にも責任があります。ご注意ください。