財務キャッシュフローからわかる借入金とその返済について

銀行から融資を受けて資金調達を行った場合、その借入金と返済によって「財務キャッシュフロー」は構成されていると考えられます。そのため、財務キャッシュフローを確認すれば、どのくらい借入金があるのかということや、現在、資金が必要な状態かを判断することができます。

財務キャッシュフローで確認できること

営業活動や投資活動を継続していくために、どのくらいの資金が調達され、それに対する返済が行われたかをあらわすのが財務キャッシュフローです。そのため、銀行からの借入金返済額が増えるとキャッシュフローは悪化していきます。

財務キャッシュフローを見れば、資金不足になった時に何で資金を穴埋めしたのかが分かりますし、資金に余裕があれば資金をどのように使ったのかを把握できます。

例えば、銀行からの借入金や社債を発行することで資金調達をどのくらい行ったのか、そして借入金をどの程度返済したのか、または配当金として支払われた資金などを確認することができるのです。

財務キャッシュフローのプラスとマイナスの意味

本業が不調の場合、資金繰りが苦しくなるので銀行からの借入金で資金繰りを行い、財務キャッシュフローはプラスをあらわします。反対にキャッシュが多くあると、その稼いだキャッシュで銀行からの借入金を返済していくことになりますので、財務活動のキャッシュフローはマイナスになります。

ただし、キャッシュを多く稼いでいても、それ以上に投資なので銀行からの借入金で資金調達を行えば、財務活動によるキャッシュフローがプラスになるのです。

このように財務キャッシュフローを確認すれば、現在の財務状態を判断することができると言えるでしょう。

最も注視するべきなのは借入金の増減

以上のことからわかるように、財務キャッシュフローで最も注視しておきたいのは借入金の増減です。借入金で資金調達を行った場合、一時的にキャッシュフローは増加しますが、いずれ返済しなければならないキャッシュです。

借入金を返済する時には利息も発生しますので、借入金が増えることはキャッシュフローを悪化させることでもあると言えます。

そのため、経営を行う上で財務キャッシュフローを確認していくことは重要なことであり、現在の返済能力以上に借入金が増えていないか常に注視しておく必要があると言えます。

稼いだキャッシュで借入金の完済を目指す!

事業が好調で豊富にキャッシュがある場合、その稼いだキャッシュで借入金を返済していくことができます。その場合、財務活動によるキャッシュフローはマイナスをあらわしますが、まさに理想と言える形と言えるでしょう。

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