金沢区の不動産は持ち家ばかり?関係するのは人口推移?

東京23区だけでなく、神奈川県でも横浜市や川崎市などは人口が増加している傾向がみられます。

横浜市の場合、東京駅までは30分しかかからない鶴見区は高い人口増加率となっており、続いて港北区、神奈川区、西区など、東京一極に集中しています。

いずれもベッドタウンとして多くの方が住む街なので、次々に大規模マンションなどの不動産を建てることを可能とするエリアが人気なのかもしれません。

では金沢区の人口はどのような推移になっているか、確認しておきましょう。

金沢区の人口推移

横浜市の南端に位置する金沢区ですが、エリアによって事項が増えているところもありますが、全体でみると少しずつ人口は減少傾向にあります。

もともと磯子区だった金沢区は1948年に人口約5万人で分区し、1960年代から開始された埋め立てなど宅地造成がきっかけとなって、人口はだんだんと増え始めました。

その後、増え始めた人口は21万人を推移していたのですが、2018年には27年ぶりに20万人を割っています。

□人口が減少している理由

人口が減少している理由は、死亡や出生などの自然増減だけでなく、転入出など人が住む場所を移動する社会増減によるものも関係しています。

それに加え、金沢区は高齢化率も高く、5人に2人は65歳以上であることも特徴です。

不動産の状況を確認すると、金沢区に住む世帯数の6割5分が持ち家で、残りが賃貸となっています。

そもそも日本は少子高齢化が進んでいますが、金沢区ではその影響が顕著にあらわれているといえるでしょう。

□若い世代を取り込む工夫が必要

若い世代を呼び込むため、リノベーションした空き家を賃貸住宅として提供し、安く借りることができる物件にすることで、学生などを多く取り込む工夫もされています。

また、金沢区には関東学院大学や横浜市立大学などの大学がありますので、そのメリットを活かせるように、地元企業を知ってもらうバスツアーなども実施されています。

金沢区はファミリー世帯が住みやすい街

金沢区には海側には八景島シーパラダイスがあったり、山側には金沢動物園や金沢自然公園があったりなど、豊かな自然に恵まれた環境であることも特徴です。

海と山、両方の自然に恵まれていることで、本来なら子育て世代には魅力のあるエリアに感じてもらいやすいはずです。都心までの所要時間も隣の藤沢市と変わらないはずなのに、藤沢市の人口は増加傾向が見られ、金沢区は人口減少を推移しているのはどこに違いがあるのでしょう。

□藤沢市との違い

湘南ブランドという全国区での知名度の差というみかたもあるでしょうが、実は藤沢市と横浜市では小児医療費助成の手厚さが少し異なります。

横浜市の小児医療費助成制度は、中学3年生までの子どもの通院にかかる窓口負担は1回500円です。

対する藤沢市の場合、小学6年生までの子どもの通院・入院にかかる費用は無料で、中学生3年生までの子どもの入院費の自己負担分も助成されます。

横浜市全体での取り組みが求められる!

若い世代を取り入れ、子育て世帯にも住みやすいと感じてもらうには、金沢区単体ではなく横浜市全体が魅力の高いサービスを提供していく必要があるでしょう。

金沢区では使わなくなった空き家などの不動産を活用し、学生なども多く取り込めるような工夫もされていますが、今後もさらに色々な工夫を施していくことが必要と考えられます。

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