リノベーション需要はなぜ高まったのか?

日本は新築人気が高い
今から約20年ほど前の日本の住宅の平均寿命は約26年と言われていました。
これは先進国の中でも、圧倒的に短い寿命になっています。
この頃のアメリカの住宅の平均寿命は44年、イギリスの住宅の平均寿命は日本の約3倍にもあたる75年もあります。
この差は歴史や風土などから来ているとも言われており、我々日本人と世界各国の民族的意識の差とも言われています。日本は古くから木造文化が培われて来たため、いつか木造は朽ちてしまうので、適時建て直さなければいけないという意識が潜在的に強いとされています。
それに対してアメリカやイギリスなどの国々は、石造文化であり住宅というのは永続的に残っていくもので、改良して使い続けていくものという意識が強いようです。
こういった違いが、日本の新築住宅信仰を生み、欧米などは中古住宅重視になっているようです。
こういった意識の差は住宅査定にも表れており、日本は築年数と共に住宅の価値も下がっていってしまいますが、欧米では築年数はあまり関係ありません。
イギリスなんかでは築年数が古くなればなるほど、住宅の価値が高くなるといったような日本とは逆の現象さえ起きています。

 

今後日本の中古住宅事情
日本の新築人気はまだまだ健在ではありますが、以前ほどのような絶対的なものではなくなっています。
年配の方はまだまだ新築を好む傾向のようですが、若い人の間では中古住宅を購入し、自分たちのライフスタイルに合わせリノベーションを行なう事が人気になっています。
現在の日本は世帯数よりも、物件の数が多いという家あまり状態にあり中古住宅は溢れています。
それに加えて、新築を立てるほどの資金を捻出できない若いご夫婦や資金はあるけど希望する土地がなかなか見つからず新築を立てることが出来ない方などが、中古住宅を購入しリノベーションを行なっているようです。
中古住宅であれば物件は無数にありますし、希望通りの土地など物件の幅は新築に比べて大きく広がります。
リノベーションであれば新築で家を建てるよりコストは抑えられるので、中古住宅+リノベーションによる、マイホーム計画を立てる方は今後ますます増えていくことが予想されます。
デメリットとして考えられることは、建物の構造次第では思う様な工事が出来ない場合があります。
かなり古い物件の場合などは、耐震補強工事が必要になる場合もあり、思ったよりもコストが掛かってしまう事も考えられます。

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