高まるリノベーションの認知度と住宅事情

リノベーションへの関心は高まっている
日本での住宅需要は新築が特に人気が高く、中古住宅はあまり人気が無いというのが定番でした。
しかし近年は、リノベーションに注目が集まり人気も着実に高まっています。
リノベーションの魅力に関しても、「新築で住宅を購入するよりローコストで住宅を手にすることが出来る」というものでしたが、現在は「自由設計することが出来るので住空間に自分らしさを表現できるから」というものに変わってきている様です。

 

日本の中古住宅事情
国土交通省などの調査によると、2012年の日本国内の新築住宅着工戸数が88.3万個に対し、中古住宅の流通戸数は50.3万個であったようです。
中古住宅が占める割合は全体の36.7%に過ぎないというものでした。
この中古住宅の割合は、世界的に見てかなり低い数字です。
ほかの先進国の中古住宅の流通割合は、フランスで66.4%、アメリカで77.6%、イギリスになると88.8%という日本に比べるとかなり高い数字になっています。
なぜこれほどまでに日本の中古住宅流通割合は、他の先進国に比べて低いのかと言いますと、日本特有の新築信仰があるためと言われています。
日本において住宅を購入する際に、そもそも中古住宅は検討対象にない人々が多いようです。
こうなってしまった背景には、急激に変わり続けている日本人のライフスタイルの変化にある様です。
例えばキッチン周りなど、戦後は土間・カマドが一般的でしたが、昭和30年ごろからはダイニングキッチン、現在ではLDKタイプが主流になっています。
こういったライフスタイルの変化に、古い昔の中古の住宅は合わないというイメージが、中古住宅の流通を阻んでいる理由の一つになっています。

 

変わりつつある価値観
住宅に対する新築信仰は現在も根強いものがありますが、リノベーションの認知度の高まりとともに中古住宅に対しての注目度も増しています。
なんといっても、リノベーションの魅力は新築に比べローコストで購入できるという点や、物件の選択肢が豊富にあるという点があります。
新築に比べ中古住宅は圧倒的な数が存在しているので、より自分好みの住宅を探すことができます。
そしてリノベーションをすることで、物件の良さを生かしながら、新しいところは新しく使いやすく変更を行い、自分だけのオリジナルの住宅を手にすることができます。
これらに加え、日本政府も中古住宅の活用促進に力を入れており、その影響もあり中古住宅、リノベーションの認知度は高まりました。
今後も住宅に対する価値観は変わり続け、リノベーションを行う方々はもっと増えていくと思われます。

 

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