資産運用において一部を現金で保有する重要性とは?

銀行など金融機関にお金を預けても、金利が低いことでお金が増えないこと、さらに今後は物価が上昇することで預金していても価値が目減りしてしまうことを懸念し、何らかの方法で資産運用していくことを検討する人も増えました。

しかし、所有する資金をすべて資産運用に充ててしまえばよいわけではありません。そこで、手持ち資金のどのくらいを資産運用に回せばよいのかを考えてみましょう。

預貯金で現金を眠らせることはアウト?

資産運用において、現金を預貯金などに預けたままお金を眠らせるのは投資効率を下げるといわれています。確かにそうなのですが、資金をすべて運用資金に投入することが正解ではありません。

なぜなら、いざというときに投資する資金を失い、せっかくのチャンスを逃す可能性もあるからです。さらに緊急的にお金が必要になったとき、使えるお金がないと困ってしまいます。

自分なりのルールを決めておくこと

いざという時に使うことができる一定の現金は確保しておくようにしましょう。たとえば、運用に充てることができる資金の3割は現金として保有しておくようにするなど、自分なりのルールを決めればよいです。

また、今の段階で現金として残す資金が十分に準備できていない場合、毎月一定額を現金で積み立て、貯まった資金をいざというときに使えるプール金として準備しておくとよいでしょう。

現金で保有しておくことが大切な理由とは?

仮に保有する資産をすべて株式で運用して持っていた場合、相場が大きく値下がりすると資産価値は大きく目減りします。景気が後退すれば、マネー自体も収縮し、不動産や外貨も下落する可能性がありますので、分散投資していたとしても現金をまったくもたない状態はリスクが高いといえます。

現金であれば実物資産やサービスを購入することができますし、お金が必要な場面に使用することができるでしょう。仮に震災などで家が損害を受けた場合、相場が落ちていれば保有する株を売ることを悩んでしまうでしょうし、そのようなことを考える余裕はないはずです。

現金としてある程度保有しておけば、換金することなど考えず、いざという場面でスムーズに使用することができます。

資産運用において現金を保有することも必要

現金で保有することの重要性を理解し、すべての資金を運用に投じてしまわず、ある程度の現金を確保した上で資産運用していくことを考えるようにしましょう。

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