安定した老後の資産づくりにはアパート経営を活用したほうが良い？

公的年金の財源不足や間近に迫った消費税の増税、さらに将来的に予想されるインフレや物価上昇など、将来に対する不安は増す一方です。
このような中で、老後の資産形成の手法として注目されているのが「アパート経営」です。
しかしどのようなものか理解しておかなければ、せっかく良い手法であるのに資産形成に繋がらない可能性もあるので、内容を把握した上で検討していきましょう。

ローンを利用した新築アパート経営なら手持ちが少なくても始められる
ゆとりのある老後生活を送ることを考えると、退職金や公的年金だけでは不足すると感じるケースは多いようです。
預貯金にお金を預けていても、今のような低金利時代では増えることはなく、株式や投資信託、為替などの投資で資産運用することの必要性も高まっています。
その中でも注目されているのがアパートなどを経営する不動産投資です。
例えば新築アパートを経営する場合、株式投資のように自己資金を多く準備しなくてもほとんどをローンで賄うことができます。

不動産投資は他にもこんなメリットがある！
また、不動産は現金や有価証券よりも相続税においての評価を圧縮できますし、団体信用生命保険に加入することで万一オーナーにもしものことがあっても遺族が負債を抱えることなく資産を手にすることが可能です。
ただし不動産という資産を所有するため、すぐには現金化できません。そのため短期的な運用益を目指す人には向かない手法ですが、老後の資産づくりといった長期的な視点で考えるにはとても良い手法だと言えるでしょう。

アパート経営の成否を左右するものとは？
ただしどのようなアパートでもメリットがあるわけではなく、抱えるリスクについても理解しておく必要があります。
最も大きなリスクは立地で、収益性を大きく左右する入居率は立地によって決まると言っても過言ではありません。
デザイン性が高くて設備が良い物件だとしても、立地が悪くてニーズが低い場所の場合、なかなか入居者が決まらないということは少なくないので、良い立地条件の物件を購入することがポイントです。

独自判断は危険が及ぶ可能性もある？
また、ローンの金利は金融機関によって数％異なるので、高い金利の金融機関でローンを利用すると、返済総額に大きな差が生じてしまうことにも注意してください。
アパート経営を始める時に、知っておけば良かった・・・という項目は少なくありません。
独自で判断して後悔のないように、知っておいたほうが良い知識や物件選びの基準など、専門家などに尋ねながら進めたほうが良いでしょう。