老後生活は長い!人生は100年と考えた場合の資産形成で重要なこととは?

Pocket

長寿化を迎えた日本では、90歳や100歳という長い人生を送る上でどのように生きていくか、考えていく必要があります。
リタイア後は趣味や生きがい活動に専念してのんびり過ごしたいという希望もあるでしょうし、たまには旅行に行ったり、これまでと違う田舎で自然に囲まれた生活をしたり・・・と夢は尽きないものですが、そのためには老後資金の準備が必要です。
現実的な問題として、今、現役世代の人が老後を迎えた時に生活するために十分と言える年金を受取ることができるかは分かりません。
安定した老後を送るためにも、資産形成について考えていかなければならなくなっています。

 

老後資金の準備に必要な額とは?
老後資金は3,000万円あれば十分と言われていましたが、果たしてそれで本当に足りるのでしょうか。
現在、年金で生活している夫婦の家計を観た場合でも、公的年金だけでは毎月5~6万円不足が生じている状態です。
仮に女性の平均余命分不足が続くと考えれば、24年分で約1,600万円補わなければならなくなる計算です。

 

さらに給付水準が引下げになれば・・・
また、公的年金収入はマクロ経済スライドにより、15%相当の給付水準引下げが予定されているため、さらに3万円くらいは毎月不足が増えると考えれば、24年間だと約2,500万円追加で必要になると考えられます。
仮に65歳から100歳まで長生きすると考えれば、約4,000万円は老後資金として必要です。この金額を現役時代の間に用意しようとしても、退職金や企業年金制度だけではとても足らないでしょう。

 

老後の時間を短くすることも必要
老後に向けて積極的に資産形成を行うことが必要であると考えるなら、可能な限りリタイアする年齢を遅らせて稼ぎ続けていくことが必要です。
公的年金も受給開始年齢を遅らせれば給付額が上がる仕組みになっています。
現行の制度によると、70歳受給開始まで遅らせることにより、金額ベースで月42%受給額が増額されます。
今後は75歳までの選択的な繰り下げも議論されているので、さらに増額させることもできる可能性があります。

 

投資による運用だけに捉われないことも大切
老後を短くしていけば老後に準備しなければならない金額も下げることができますし、資産形成においても老後までの年数が伸びるのでその分長期で運用が可能です。
どうしても資産形成というと、積立ての利回りをいかに高くするかに捉われがちです。確かにコツコツ長期で積立てを行い、資産を運用していくことは大切ですが、仕事で収入を得ることも老後への備えです。
人生は今後100年になると考えた時、資産形成に必要なのは積立てによる投資だけでなく、働き続けることによる運用も必要だと認識しておきましょう。

お問い合わせ

    お名前*
    フリガナ*
    お電話番号*
    メールアドレス*
    メールアドレス確認用*
    お問い合わせ項目*
    お問い合せ内容

    内見・申込等の方へ