マンション購入の際に必ず確認しておきたい「長期修繕計画」

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マンションを購入する時には何を重視するでしょう。立地や建物の雰囲気、間取り、設備、日当たりなど様々ですが、真新しいマンションでも年数が経過すれば老朽化して様々な不具合を引き起こします。
マンションの耐久性は定期的に修繕等メンテナンスをどのくらい行うかで大きく変わりますが、例えばヒビ割れができても放置したままでは鋼材を錆びさせます。屋上の防水設備が十分でなければ、シートからコンクリートに雨水が染み込み躯体を劣化させるでしょう。
マンションの見極めには日常の管理だけでなく、長期修繕計画をしっかり立てているかも注目する必要があります。

 

一般的なマンションの長期修繕計画
マンションの長期修繕計画は20年以上の期間で設定していることが多く、小規模修繕から大規模修繕まで、必要となる費用やサイクルなどの予定まで立てられています。
ただし将来どのくらいの費用が掛かるかを予想し、実際に修繕を行うまでの期間で按分して不足が出ないように修繕積立金の計画がされている訳ではありません。

 

購入時は修繕積立金が安く設定されていることもある
購入時に負担する額が低く感じるように、初年度から5年後くらいまでの修繕積立金が安く設定されていることも多くあるようです。
しかし数年経つと倍以上に増えるといった形となり、収入に対して住宅ローンをギリギリで組んだという場合は家計への負担が大きくなるでしょう。
そのため数年後に修繕積立金が値上がりすることを踏まえた上で、毎月の支払額を設定する必要があります。

・投資用マンションはさらに注意が必要
投資用のマンションの場合は特に購入時の利回りが良く感じられるように、初年度の修繕積立金は数百円なのに、数年後には5~10
にまで上がるといった形のケースもあります。目の前の収益だけに捉われず、長期的な目線で判断することが重要になると言えるでしょう。

 

予期せぬ災害や経済の変化にも対応できるように
そもそも計画はあくまでも計画ですので、将来的に物価が上昇したり、予期しなかったトラブルや災害などが発生したり、計画していた修繕費用とは別に資金が必要になるケースもあります。
修繕積立金に不足が生じれば、区分所有者から持ち出しになるので、余裕を持って資金計画を立てておくことが重要だと言えるでしょう。

 

マンション購入時には長期修繕計画の確認を
マンションを購入する時には、長期修繕計画の内容を確認しておきましょう。日常的な管理も大切ですが、マンションの価値を維持するために修繕は欠かせないことを理解しておく必要があります。
万一修繕積立金に不足が生じれば、自らが出ざしする可能性もあることを想定した支払い計画が必要です。

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