資産形成で重要なのは利回りの向上？それとも元本追加？

投資の経験がない初心者の人が「投資」に対して抱くイメージは、一攫千金や売買のみで儲けるといったものではありませんか？
どうしても投資に良くない印象を抱いているケースが多く、実際メディアや雑誌などでも「投資で1億円稼ぐ主婦！」といった見出しで取り上げられるケースもあり、ギャンブル的な要素が高いと思われがちです。
しかし資産形成という将来の資産のために1から財産を築く過程において、投資が本当にそのイメージ通りなら活用できなくなってしまいます。
投資は運用であり、ギャンブル的な「投機」ではありません。そして大切なのは高い利回りによる価格上昇で売却益を得ようとすることではなく、低い利回りでも継続して投資元本を追加して運用を継続することです。

利回りを向上させることに尽力するのは危険？
仮に売買による売却益だけでお金を増やすことを考えた場合、高いリスクを取って連勝することが必要になります。
10万円投入し売買だけで一気に増やすことを考えるなら、高いリスクの資産を低値で購入し、最も高値と判断できるタイミングで売却しなければなりません。
短期で増やすならそれなりに高い利回りを期待しなくてはいけなくなりますので、成功すれば良いですが失敗すれば大きな損失です。
そこで経済成長の果実を資産形成におけるリターンにすることを考え、利回り3～4％を目指す運用を始めてみましょう。

投資を追加し元本を積み上げることが重要
高い利回りを追い求めるのではなく、追加投資で元本を積み上げていく様にする事を考えるなら、毎月一定額を追加入金していけば資産額を増加させていく事が必要です。
一度に10万円投入するのではなく、毎月1万円を投資していけば10か月後に10万円です。例え運用利回りを低く設定したとしても、元本を小分けに追加し、そこに運用利回りが加わることで将来的な資産を多く見込むことが出来るでしょう。
投資は初めてという人ほど、確実で堅実な資産形成の手段に定期的な追加拠出を実行して欲しいと言えます。

積立てが可能な投資方法とは？
「積立投資信託」であれば毎月少額での積立てが可能ですし、さらに2018年1月には運用益が非課税となる「つみたてNISA」がスタートします。
「iDeCo（個人型確定拠出年金）」なら積立元本自体に所得控除という非課税メリットに運用益非課税の2つの税制優遇を受けることが出来るでしょう。
また、堅実な資産形成にどのような方法があるかもっと知りたいという場合には、お金のセミナーや投資セミナーに参加して知識を深めてみてはいかがでしょう。
目からうろこの情報を入手することができ、効率的な資産形成に向けた投資運用が可能になるかもしれません。