入居希望者からの家賃交渉は大家としてどう対応する?

新たに入居者の募集をしている際、入居を希望する人が現れたけれど、家賃を下げて欲しいなど条件交渉を希望された時には大家としてどの様に対応すればよいでしょう。
また、入居を希望する人だけでなく、既に入居している人からの条件交渉があった時の対応なども考えておく必要があります。

 

条件交渉を受け入れた方が良いケースとは?
例えば空室状態の部屋が多く、入居希望者が見つからずに困っている場合などは条件交渉を受けて入居してもらった方が良いでしょう。
あまりにも破格的な家賃の値下げならまだしも、仮に千円下げて欲しいという交渉内容であれば受け入れた方が良いと考えられます。
反対に空室状態が1部屋だけで、人気がある物件なのでまたすぐに新たな入居希望者が現れそうだ、という場合には条件交渉を受けなくても良いでしょう。

・物件の立地環境なども踏まえた検討が必要
物件の周辺環境はどの様な状況か、再度確認してみましょう。建設当時と現在とでは時代の流れで環境が変化し、住環境が悪化している場合も考えられます。その場合には入居希望者が見つかりにくくなる可能性もありますので、多少の条件交渉には応じた方が良いケースもあるでしょう。
反対に立地が良好な物件なら、交渉しなくても良い可能性が高いですが、早く空室状態を改善したいという場合などは交渉を受けても良いでしょう。

 

既に入居している人から交渉があった場合には?
既に入居している人が家賃を値下げして欲しいと相談してきた場合には、まずはこれまでの家賃の支払い状況を踏まえて考えて行きましょう。
他の入居者とトラブルなどもなく、家賃もしっかり遅れずに支払っている入居者であれば、長く住んでもらうためにも家賃交渉を受け入れた方が良い場合もあります。
賃貸借契約は一般的に2年の自動更新になっていますが、更新を続けて10年以上住んでくれている人には交渉を受け入れる様にするなど、入居者を大切にする柔軟な取り組みも必要かもしれません。

 

大家としてしっかり判断することが大切
入居を希望する人や入居者にとっては、条件交渉を受け入れてもらえる方が当然嬉しいはずです。ただし仮に家賃を下げる事を承諾する場合でも、代わりに礼金は上乗せにするなど一方的な条件交渉にならない様にする事もポイントです。
物件のある立地の周辺環境はずっと同じではなく、色々な要素が重なって変化していくのは仕方ありません。さらに建物は経年劣化していくので、空室を作らないための対策も必要です。
その様な中で入居希望者や入居者から条件交渉があった場合には、それを受け入れるかどうか大家としてしっかり判断していく事が必要になると言えるでしょう。

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