賃貸借契約時に入居者に準備してもらう必要書類とは?

物件を希望する入居者が見つかった場合、審査が完了後にいよいよ賃貸借契約を締結する事になります。
契約の際には借主に準備してもらう書類がありますが、取得に時間がかかるケースもありますので、スムーズに用意ができる様に前もって伝えておきましょう。

 

賃貸借契約に必要な書類
事前に借主となる人に準備してもらう書類は以下の通りです。
・借主の住民票
・借主の実印(銀行引き落としの場合は銀行印)
・借主の身分証明書(住基カードや免許証など)
・借主の収入証明書(会社員なら源泉徴収票、個人事業主は納税証明書)
・連帯保証人の住民票(印鑑証明書、収入証明書など)

 

住民票はどこまで記載が必要?
住民票の写しを役所に請求した場合、役所でその記載内容について問われます。
世帯全員なのか、それとも世帯の一部なのか、迷う人もいる様ですが、独身者が入居する場合には本人の氏名や住所が記載された一部事項証明、家族で入居するのなら入居予定者全員の氏名や住所が記載された全部事項証明を取得する様に伝えておきます。
また、他人同士がルームシェアする場合などは、それぞれの住民票の写しを準備してもらう様にしましょう。

 

他にも準備が必要なもの
また、家賃の支払い方法が金融機関の口座からの引落しの場合には、口座番号のわかるものと口座印も必要です。
そして先の書類に合わせて、敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料など、必要な費用も準備してもらう事になります。

 

初期費用の詳細を伝えておく事
契約する時に必要になる初期費用について、後で入居者とトラブルにならない為にも、どの様な費用なのかを伝えておくようにしましょう。

・礼金
貸主に対して住まいを借りる事に対する謝意としての費用で、賃料の1~2か月などで設定します。礼金は退去の際に返還されない費用だという事を伝えておきましょう。

・敷金
賃料や補修費などの支払いを担保する目的の費用で、貸主はあくまでも預かるという形で支払ってもらいます。
こちらも賃料の1~2か月である事が多いようですが、退去の際には借主に原因のある損傷などが無ければ全額返還します。

・前家賃
賃料は貸主に対して翌月分前払いが基本ですので、契約時に次の賃料支払いまでの分を日割計算して支払ってもらいます。

・仲介手数料
不動産会社が受取る費用で、賃料の半分~1ヶ月分の範囲で設定している事が多いようです。

・火災保険料
不動産会社で火災保険に加入する手続きを行う場合には、保険料も支払ってもらう事になります。

・保証料
家賃を滞納した場合に備えて連帯保証人を付けてもらう事になるでしょうが、連帯保証人をつけない、もしくはいないという場合などは家賃保証会社に連帯保証の代行を依頼しますので保証料が必要です。

 

円滑に契約が締結できる様に
契約時に必要な書類や費用は不動産会社などによって異なりますが、抜かりがあれば契約成立に至らなくなります。
借主には何度も足を運んでもらう事になりますし、対応する不動産会社も手間や時間を割かれる事になりますのでしっかり伝えておく様にしましょう。

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